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フォトスタジオ市場規模とは?新たなトレンドに見る業界の展望

 電算インフォメーションとは

弊社はフォトスタジオ(写真館)向けの総合業務アプリケーションを開発してる、システム開発企業です。
そのなかで、フォトスタジオの抱えている困りごと、課題などをもとに、効率の良いフォトスタジオの運営に寄与することを目指してシステムを開発しています。

写真は私たちの人生において特別な瞬間や思い出を切り取り、永遠に残す手段です。フォトスタジオは、これらの特別な瞬間を美しくキャプチャし、実現する場所として、長い間私たちの生活に根付いてきました。

今のフォトスタジオ市場はどのような状況にあるのでしょうか?本記事では、フォトスタジオ市場の規模や拡大の背景、新たなトレンドについて解説します。

フォトスタジオ市場規模の現状

フォトスタジオ市場は現在、大きな変革期にあります。コロナ禍やSNSの普及などが市場に影響を与え、フォトスタジオは柔軟なサービス提供や新たな需要の発見を通じて対応しています。

さらに、技術の進化により高品質な写真提供が可能になり、顧客の要望に応える新たな機会が広がっています。この変化に対応し、フォトスタジオ市場は進化を続け、新たな展望に向けて成長しています。

写真業界の市場規模

日本フォトイメージング協会の発信をもとに、写真業界の直近の市場規模を見てみましょう。

写真業界の市場規模は、2021年には、新型コロナウイルス感染症の影響で減少したものの、翌2022年には回復しました。

かつて、フォトスタジオは特別な日の撮影や家族写真を撮るための場所でした。しかし、今ではデジタルカメラやスマートフォンで手軽に高画質な写真を撮影でき、SNSやクラウドストレージを通じて瞬時に共有できるようになりました。このデジタル化の波により、従来のフォトスタジオの需要は大きく変化しています。

コロナ禍の影響とそこからの脱却

日本フォトイメージング協会によると、2023年は新型コロナウイルスが5類に移行したことにより行動制限が緩和され写真需要が拡大、市場規模は前年比113%の1715億円と推計されています。

これによりコロナ感染前の2019年度市場の95%まで回復したと推測されています。

引用:https://jpia.jp/category/fromjpia/pi-market/pi-2023/<日本フォトイメージング協会

プリント需要の減少とデジタルデータ需要の拡大

特に、コロナ禍により結婚式や卒業式などの行事が減少し、写真業界に大きな打撃を与えました。同時に、スマートフォンやデジタルカメラの性能向上により、一般の人々も高品質な写真を手軽に撮影でき、SNSなどで共有することが容易になり、写真店でのプリント需要が減少しました。

しかしながら、写真業界は変化に対応し、フォトスタジオは新たなニーズを見つけ出しました。現像やプリントだけでなく、ヘアメイクや衣装レンタルなどの付帯サービスを提供し、お客様に全体的な体験を提供しています。また、プロカメラマンの高度な撮影技術を活かし、写真をデジタルデータとして提供することで付加価値を高めています。

このデジタルデータは、多くの人々がSNSなどで活用する可能性があります。フォトスタジオは、単なる写真の撮影や印刷を超えて、デジタルデータという新たな価値を提供することで、写真業界の変化に適応し続けています。

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フォトスタジオ市場の成長を支える新たなトレンド

テクノロジーの進化はフォトスタジオ市場に新たなビジネスモデルをもたらしています。写真業界はデジタル化の波に乗り、クリエイティブなアプローチを通じて顧客の要求に応える機会を見つけています。特に、写真のデジタル化や修復といったサービスを提供するフォトリストアなど、新たなプレーヤーが市場に参入しています。フォトスタジオは、デジタル技術を駆使し、写真制作の幅を広げ、顧客の多様なニーズに対応しています。

テクノロジーの進化による新たなビジネスモデル

フォトスタジオ業界における新たな機会は、テクノロジーの進化や顧客の需要の変化に対応し、創造的なアプローチを取ることで見つけることができます。また、デジタル技術を駆使して写真のデジタイズや修復などのサービスを提供するフォトリストアなど、新たなビジネスモデルも台頭しています。

SNSや写真共有アプリの普及による写真の需要の高まり

SNSや写真共有アプリの普及はスタジオのプリント需要を減らす要因の一つでしたが、SNS等で使用するデジタルデータとしてフォトスタジオで撮影した写真は需要が高まっています。
そのため、SNSや写真共有アプリでのシェアを前提としたサービスを打ち出すフォトスタジオは、新たな需要をとらえて顧客を増やす結果となっているのではないのでしょうか。
実際にInstagramの「#フォトスタジオ」タグには、2023年7月現在、150万件以上の投稿があり、Facebookの「#フォトスタジオ」タグには、2023年7月現在、50万件以上の投稿があります。

こうしたタグを付けた投稿で、フォトスタジオで撮影した特別な写真をシェアしている方が数多くいます。

セルフ写真館の市場規模の増加

セルフ写真館は、特に若い世代を中心に人気が高まっています。これは、スマートフォンやソーシャルメディアの普及により、自撮り写真が一般的になった結果です。セルフ写真館は、高品質のカメラや照明設備を提供し、顧客がより美しい写真を撮影できる場所として評価されています。

セルフ写真館市場の成長は、いくつかの要因に支えられています。

  • SNS文化の普及: Instagram、TikTok、Facebookなどのソーシャルメディアプラットフォームでは、美しい写真や自撮りが重要視されており、それを追求するためにセルフ写真館が活用されています。
  • 体験型エンターテインメント: セルフ写真館は、顧客に楽しい体験を提供する場所としても位置づけられており、友達や家族との訪問が楽しいとされています。
  • カスタマイズ可能な写真: セルフ写真館では、背景やフィルターをカスタマイズして写真を撮影できるため、顧客は自分らしい写真を作成できます。
  • 記念日や特別なイベント: 誕生日、記念日、友人との集まりなど、特別な日にセルフ写真館を利用することが増えています。

フォトスタジオの今後の展望

フォトスタジオ業界は変化の兆しを見せており、今後の展望も楽しみです。特に注目されるべきは、Z世代へのアプローチと写真文化の多様性です。新たな顧客層であるZ世代に魅力的なサービスを提供し、写真文化の多様性を受け入れるフォトスタジオが成功を収めるでしょう。

Z世代へのアプローチ

Z世代はデジタルネイティブであり、写真に対するアプローチが従来の世代とは異なりますが、フォトスタジオに対する需要が依然として存在し、新たなトレンドや需要が生まれていると言えるでしょう。

たとえば、現在流行している「セルフ写真館」をもっとも利用しているのはZ世代です。
以前は特別な日(ハレの日)に使用するフォトスタジオもセルフ写真館ならそれほど特別な日でもない日常にフォトスタジオを利用するという価値が生まれたのだと感じます。これからの業界は、若い世代の嗜好や価値観に合わせて進化し、魅力的な体験を提供することがキーポイントになると思われます。

写真文化の多様性

写真文化は豊かで多彩です。ポートレート写真の多様性は、個性的な表現やスタイルに溢れ、人々の多様な魅力を引き立てます。また、写真のテーマ性も多岐にわたり、様々なコンセプトやテーマでの撮影が行われています。現代のテクノロジーも写真の表現方法を多様化させ、デジタルアートやビジュアルエフェクトを駆使した写真が増えています。このクリエイティブな多様性は、写真文化をより魅力的で刺激的なものにしています。

ポートレート写真の多様性

フォトスタジオは、個人や家族のポートレート写真を撮影する場所としてよく知られています。しかし、近年の多様性は、さまざまなスタイルやコンセプトに表れます。

伝統的なスタジオポートレートから、アート系のポートレート、ファッション写真、スポーツ写真、家族写真、マタニティ写真、新生児写真など、今までの一般的なイベント(七五三、成人式)だけではなく、個人的なイベントや家族的なイベントなどにも多くの需要があります。これらに対応するサービスに多くの価値が生まれており、今後も広がりを見せていくでしょう。

テーマ性の多様性

フォトスタジオは、さまざまなテーマ性を持つ写真撮影を提供しています。例えば、シーズンごとのイベント(クリスマス、ハロウィンなど)、家族イベント、プロポーズ、妊娠記念、誕生日、卒業、就職活動、ペット写真、ビジネスヘッドショットなど、テーマ性に特化した写真撮影が行われています。これにより、人々は特別な瞬間を美しい写真に切り取り、思い出を共有することができます。

これらのテーマで撮影された写真は現在でもSNSで多く使用されていますので、今後もしばらくはこの傾向は続くと考えられます。

テクノロジーの多様性

フォトスタジオは、最新の写真撮影テクノロジーを活用しています。デジタルカメラ、編集ソフトウェア、グリーンスクリーン、3Dプリントなど、テクノロジーの進化に合わせて新しいサービスやアイデアが生まれています。例えば、今の合成技術であれば、写真の中で宇宙でも異空間でも自分を存在させることができます。
これにより、写真撮影のクオリティや創造性が向上し、新しい写真体験が顧客の心をつかむのではないでしょうか。

クリエイティブな多様性

最後に、フォトスタジオはクリエイティブな多様性を奨励しています。写真撮影はアーティストやフォトグラファーの表現の場として位置付けられ、新しいアイデアやアートスタイルが試されています。フォトグラファーは自分の芸術的なビジョンを実現し、顧客と共有することができます。

顧客の許可をいただければ、それを世の中に発表するのは簡単な時代になりました。

まとめ

時代は変わってもフォトスタジオは多くの人々にとって思い出を残すための大切な場所であることに変わりはありません。
市場や人々の需要の変化は時として脅威ですが、そこには必ず新たなチャンスが生まれる転換点です。
常に世の中のトレンドを捉えるアンテナを張りチャンスを見極め逃さないことが重要です。

これからのフォトスタジオ市場をさらに拡大させる要因として、写真を通して新たな価値や体験を顧客に提供し、顧客の思い出の場所を提供し続けることが大切だと言えるでしょう。

本記事では、2023年のフォトスタジオ市場に関する現状と展望を紹介しました。市場は地域によって異なるかもしれませんが、写真の重要性と需要は続いており、フォトスタジオは多くの人々にとって特別な瞬間を捉え、美しく残すための不可欠な存在として成長し続けていくでしょう。

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